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お口の悩み

どのくらいの間隔で歯石をとったらいいのか

どのくらいの間隔で歯石をとったらいいのか

歯の定期検診では、口腔内の異常の有無を調べるだけでなく、歯のクリーニングを行ってくれることも珍しくありません。

いわゆるPMTCやスケーリングと呼ばれるもので、歯の専門家でしか扱えないような器具を使って、歯垢だけでなく歯石までも綺麗に取り除いてくれます

歯石は歯ブラシで取ることができず、一定期間経過すると再び付着してくるものなので、定期的に除去してもらいたいものです。ここでは、歯石を除去する最適な間隔について詳しく解説します。

歯石ができるまでの時間

歯石ができるまでの時間

歯石ができるまでの時間は、個々人によって大きく異なります。一般的には、歯垢が沈着して2~14日の間に石灰化が始まります。そして、8~15日の間に歯垢の石灰化が完了し、石のように硬い歯石が出来上がるのです。

ですから、歯石ができるまでの時間に個人差があるように、歯石を取る間隔というものにも個人差があるといえます。

歯石は自分で取るのは不可能?

おそらく、誰もが一度は「歯石を自分で取ることはできないの?」という疑問を持たれるかと思います。歯石を取るためにわざわざ歯科医院を受診するのも大変ですし、自分自身でケア出来たらとても便利ですよね。

けれども、それは困難であるといえます。なぜなら、歯石はとても硬い物質だからです。普段使用しているような歯ブラシや歯間ブラシなどでは対処できないような物質であるとお考え下さい。

歯石はとても硬いもの

歯石は、「石」という漢字が使われているだけあって、実際とても硬い物質です。試しに歯垢を取るような感覚で歯ブラシを歯石にあててみてください。歯ブラシを強く振動させてみても、一向に除去することができないはずです。これは、歯石が唾液中のカルシウムやリンによって石灰化されているからです。これは、歯の表面にあるエナメル質が再石灰化される過程とほぼ同じ現象であるといえます。

もちろん、歯石はエナメル質ほど硬くはありませんが、その硬さに近づくように石灰化が進んでいる物質とお考え下さい。

歯科医院で歯石を取る方法

歯垢は時間をかけて歯石へと変化し、2週間ほど経つと安定した状態へと至ります。そうなると、歯科医師や歯科衛生士に除去してもらうしか方法はなくなります。具体的には、スケーラーと呼ばれる専用の器具を使って、歯石を除去していきます。

スケーラーとは、金属製の器具で、先端に鋭い刃が付いています。これを歯の表面に擦りつけることで、付着した歯石を除去していくのです。スケーリングを経験したことがある人はわかるかもしれませんが、その際、歯科医師はものすごい力で歯石を削り取ろうとします。

歯の専門家である歯科医師が専用の器具を使っても、歯石を除去するのはそれだけ大変なことなのです。

市販されているスケーラーを使ってはいけないの?

歯石はとても硬いもの

歯石を取るための道具であるスケーラーは、一般の人でも購入することが可能です。インターネットでも販売されています。それだけに、市販されているスケーラーを購入し、自分自身でスケーリングを行おうと考える方もいらっしゃるかと思いますが、それはお勧めできません。

なぜなら、スケーリングというのはとても繊細な処置であり、不適切な方法で行うと歯質や歯周組織を傷つけてしまう恐れがあるからです。

不適切なスケーリングによってエナメル質が傷つく!?

エナメル質は人体で最も硬い組織です。一度生えてきた永久歯は二度と生え変わることはありませんが、それでも数十年間使い続けることができるのは、圧倒的に強度が高いからです。

けれども、鋭い刃物によって刺激が加わると、いとも簡単に傷つきます。エナメル質の表面に出来た傷には、歯垢がたまりやすくなったり、知覚過敏の原因になったりしますので注意が必要です。

ですから、一般の人が市販されているスケーラーを用いて、自己流にスケーリングを行うのはとてもリスクの高い行為であるといえるのです。また、スケーラーは一種の刃物ですので、使い方を誤ると歯茎や口腔粘膜を傷つけることもあり得ます。

3ヶ月に1回の定期検診で歯石除去するのが一般的

さて、ここまで歯石ができる仕組みや歯石を取る方法について詳しく解説してきましたが、気になるのは歯石を取る最適な間隔ですよね。冒頭で述べたように個人差はあれど、歯石の沈着は、だいたい2週間程度で起こります。もちろんこれはオーラルケアが不適切で、常に歯垢が歯面に付着しているケースでの話ですので、2週間に1回スケーリングを受ける必要はりません。

目安としては、一般的な定期検診の間隔である3ヶ月に1回です。3ヶ月に1回、口腔内の状態を診査してもらうと同時に、たまった歯石も除去しましょう。

歯石がたまりやすい人は1ヶ月に1回がオススメ

人によっては、ものすごく早いペースで歯石がたまってしまう人がいます。これは単に口腔衛生状態が悪いというだけではなく、唾液の分泌量や歯列の状態などが大きく影響してくることがありますので、ある意味仕方のないことだといえます。そういった方は、一般的な間隔よりもさらに短いスパンでスケーリングを受けるようにしましょう。具体的には1ヶ月に1回程度が理想です。

それより頻繁に処置を受けると、歯質や歯周組織へのダメージも大きくなることがありますので、頻度については主治医と相談することをお勧めします。

歯石が付かないようにするのがベスト!

このように、歯石というのはある日突然現れるものではなく、歯垢という汚れが徐々に石灰化して生じるものです。歯垢はいわば歯石の種です。それだけに、歯垢を蓄積させないことが歯石の沈着予防へと直接的につながるといえます。

もちろん、3ヶ月に1回の定期検診の際に歯石を除去してもらうことは大切が、さらに理想をいえば歯石の沈着を予防することが最善です。歯垢や歯石は、虫歯および歯周病の原因となりますので、可能な限りため込まないことが重要といえます。

そのためには、毎日のオーラルケアを徹底し、プラークフリーな状態を維持していきましょう。

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