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お口の悩み

フィットしない入れ歯が当たり前?

 

フィットしない入れ歯が当たり前?

 

私たちの口腔内というのは、外部からの刺激に対してとても敏感です。特に舌の先は、全身の中でも刺激に対する感受性が高く、ものを食べたり味わったりする際にも、非常に役立ちます。逆にいうと、口腔内に異物が入っていることにも敏感であるため、初めて入れ歯を使う人の多くは、異物感や不快感が生じてしまうものです。

それだけに、口腔内にフィットするような入れ歯の製作が重要となってくるのですが、保険制度によって、それが難しくなっているといえます。

 

保険治療ってなに?

風邪にかかると、内科へ行って診察してもらい、解熱剤や抗生剤などを処方されるかと思いますが、大概は保険治療ですよね。保険治療では、患者さんの負担が3割となっていますので、窓口で支払う金額は非常に安くなっています。

ただ、安いからといって、風邪に対する診療が不十分なわけではなく、医師の指示に従うことによって病状は回復していきます。これは、風邪を治すことは、国がお金を負担してでもきちんと行うべきものだと決められているからです。

実際、風邪を放置することで、別の疾患にかかったり、全身の体力が落ちて日常生活に支障をきたしたりしますので、治療を施すことは最優先であると考えられます。これが保険適用されるかどうかのひとつの線引きといえるでしょう。

 

保険が適用される入れ歯治療とは?

 

保険が適用される入れ歯治療とは?

 

歯を失った状態は色々な異常を引き起こす原因となる

では次に、入れ歯治療の保険適用について考えてみましょう。入れ歯というのは、色々な形態がありますが、基本的には複数の歯を失った際に作られる補綴装置です。歯を失っているということは、歯列の中に隙間がありますので、その状態を放置すると、今後様々な悪影響が予想されます。

具体的には、歯列に隙間が生じると、他の歯がその隙間を埋めるように倒れこんだり、浮き出てきたりします。また、歯を失うと、歯列全体の噛み合わせが乱れますので、咀嚼機能に大きなダメージが及びます。

その他、発音や呼吸にも少なからず影響が生じるため、歯をうしなったままの状態だと、日常生活に支障をきたすようになることは明らかといえます。そのため、入れ歯の製作は保険が適用されます。

 

必要最低限の材料で製作される入れ歯

入れ歯というのは、使用する材料や装置の構造などに無数の選択肢があります。けれども、保険で製作できる入れ歯は、そうした選択肢が非常に狭くなっているのが現実です。極端な言い方をすれば、必要最低限の材料で製作されるのが保険の入れ歯なのです。

ですから、そもそも完全にフィットする入れ歯を保険によって製作することは困難であるといえます。より適合性の高い入れ歯を作ろうとしたら、やはり自費診療でなければ不可能なのです。

 

保険の入れ歯は1度作ると半年間は新しいものを作れない

もしも、製作した入れ歯の適合性が極端に悪かった場合は、入れ歯を新しく作り直すことになりますが、保険で作る場合は再製作への期間的な縛りが生じます。

具体的には、保険の入れ歯を1度作ると、再製作するためには少なくとも半年は期間を開けてなければならないのです。つまり、フィットしない入れ歯を半年間使い続けることになるのが、保険の入れ歯なのです。

 

保険制度が悪いわけではない?

 

保険制度が悪いわけではない?

 

入れ歯の再製作にたいする期間的な縛りは、患者さんにとってとても都合の悪いものです。けれども、そうした縛りがないと、いくらでも入れ歯を再製作できてしまうため、国の負担は膨らむ一方となります。

ですから、本当にフィットする入れ歯を希望する場合は、自費診療を選ぶことをお勧めします。自費診療であれば、使用する材料も自由に選べますし、より快適な入れ歯を製作することが可能です。

 

まとめ

表題の通り、保険診療では完全にフィットする入れ歯を作ることはなかなか難しいです。それは保険制度に則って入れ歯が作られるからで、ある意味仕方のないことといえます。 ただ、患者さんには自費診療という選択肢も与えられていますので、それぞれのニーズに合わせた治療法を選ぶことをお勧めします。

医療法人社団ハーツデンタルクリニック 院長(歯科医師、歯学博士)監修
永橋克史
監修者 歯科医師 永橋克史
ハーツデンタルクリニック西白井駅前の院長。城西歯科大学(現 明海大学)卒業。仕事でうれしい時は思うような治療ができ、患者様に喜ばれ、お礼を言われたとき。
ハーツデンタルクリニック西白井駅前
高田耕司
監修者 歯学博士 高田耕司
日本歯科麻酔学会認定医、歯学博士。麻酔での無痛治療を得意としている。
ハーツデンタルクリニック八千代中央駅前
加瀬武士
監修者 歯学博士 加瀬武士
ハーツデンタルクリニック谷塚駅前の院長。日本大学歯学部歯学科卒業。補綴学を専門分野としている。
ハーツデンタルクリニック谷塚駅前


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