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顎関節症では実に様々な症状が現れます。顎関節そのものから生じる痛みや違和感はもちろんのこと、周囲の筋肉などにも顎関節症特有の症状が出現することがあります。今回は特に顎関節症で耳が痛くなる原因や対処法などについて詳しく解説します。
顎関節症でどうして耳が痛くなるのか?
顎関節症で耳が痛くなる、という患者さんは意外に少なくありません。なぜ顎関節の病気で耳が痛くなるのか不思議に思いますよね。けれどもそれにはきちんとした理由があるのです。
痛みの発生元は耳ではない
まず顎関節症の症状を理解する上で、顎関節がどこにあるのかということをきちんと把握しておきましょう。顎関節というのは当然、顎の付け根のあたりに存在しているのですが、この位置はほぼ耳と重なっているといえます。その位置を確認する方法として、耳の穴のすぐ下に指を当ててみてください。その状態で口を開けたり閉めたりすると、耳の辺りが動くのがわかるかと思います。この部分に顎関節が存在します。
ですから、そもそも顎関節に痛みが生じると、耳が痛くなっていると勘違いする人も多いのです。
顎関節症の影響が耳に及んでいる
顎関節症で耳が痛くなることは珍しくありません。多くのケースで、上述したような痛みの発生元の誤解があるのですが、実際に耳から痛みが生じていることもあります。これは顎関節と耳が非常に近い位置にあるため、顎関節で生じた振動や炎症がそのまま耳へと波及してしまうことがあるからです。
そのため、耳が痛いという症状で耳鼻咽喉科を受診された方で、その根本的な原因が顎関節症にあったというケースも十分あり得ます。
顎関節症で耳が痛くなったらどの診療科に行けばいいの?
耳だけが痛くなった場合は、耳鼻咽喉科を受診される方が多いかと思います。実際、外耳道炎や耳下腺炎といった病気が原因で耳に痛みが生じているケースがありますので、耳鼻咽喉科を受診することに間違いはありません。ただ、それに付随して顎関節症関連の症状が現れている場合は、歯科の受診も検討しましょう。具体的には、顎の関節がカクカク鳴ったり、顎周囲の筋肉に痛みやこわばりを感じたりする場合です。
そうした顎関節症が疑われる症状が現れているケースでは、歯科医師の方がより細かい診断ができることがあります。特に歯科口腔外科は顎関節症の診断や治療を得意とていることが多いので、受診をお勧めします。
顎関節症の治療法
顎関節症と診断されたら、原因や病態に応じた治療を受けることとなります。顎関節症は軽度のものから重度のものまで幅広いため、治療法もマッサージから外科処置まで様々です。
マッサージで筋肉の過剰な緊張をほぐす
顎関節症で咀嚼筋などが過剰に緊張している場合は、マッサージでほぐしていきます。顎関節周囲の筋肉の緊張を放置しておくと、首や肩の筋肉のこりにまで広がっていくので、こまめにほぐすことが大切です。
悪い噛み合わせを治す
噛み合わせが悪いことで、顎関節症を発症しているケースでは、歯科で咬合調整などを行います。上と下の歯がきちんと噛み合うことで、顎への負担が減り、顎関節症の症状緩和へと繋がっていきます。
ずれた関節円板を元に戻す
関節円板がズレてしまった症例では、それを元の位置に戻すための処置が施されます。重症の場合は外科処置を必要とすることもありますので注意が必要です。
外れた顎関節を元に戻す
顎関節が脱臼すると、口の開け閉めを行うことができなくなるだけでなく、激しい痛みも伴いますので、すぐに医療機関を受診しましょう。歯科医師などの専門家が、素手で顎関節を元の位置に戻してくれます。重症例では外科処置を必要とすることがあります。
顎関節の変形や欠損を外科処置で治す
顎関節が変形したり、欠けたりしているケースでは、外科処置を施すことが多いです。こういった症状は、マッサージ等では改善できないため、大掛かりな外科処置が必要となります。
まとめ
このように、顎関節症と耳の痛みというのは密接な関わりがあるといえますので、もしも耳の痛みがあって、顎関節症の症状も見られる場合は、まず口腔外科などの医療機関を受診しましょう。

ハーツデンタルクリニック西白井駅前の院長。城西歯科大学(現 明海大学)卒業。仕事でうれしい時は思うような治療ができ、患者様に喜ばれ、お礼を言われたとき。
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