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普段から入れ歯を使用している人は、日常的なケアも色々と大変かと思います。入れ歯そのもののケアはもちろんのこと、お口の中に適合させるためのケアも欠かすことができません。特に、入れ歯の適合を良くするために、入れ歯安定剤の使用をする歯科医師も少なくありません。
ただ、入れ歯安定剤を使用する習慣があるのは日本だけ、という話を耳にしたことがある人もいらっしゃるかもしれませんね。ここではそんな入れ歯安定剤について、海外との比較も交えながら解説していきます。
入れ歯安定剤ってなに?
これまで入れ歯を使ったことがない人にとっては、入れ歯安定剤が何なのかよくわからないかもしれませんね。おそらく「ポリデント」という単語を聞けば、何となくイメージがわいてくることかと思います。皆さんの祖父母の方々も一度はポリデントを使ったことがあるのではないでしょうか。
入れ歯安定剤の種類や特性
入れ歯安定剤というのは、専門的には義歯安定剤と呼ばれるもので、その名の通り入れ歯が口腔内で安定するよう機能する素材です。入れ歯安定剤は、水溶性と不溶性の2種類に大きく分けることができ、必要に応じて使い分けます。
水溶性のものは、入れ歯と口腔粘膜とがくっつく力を増大させることで、入れ歯が外れにくくなったり、ものを噛んだ際に動揺しにくくなったりします。不溶性のものは、入れ歯と口腔粘膜との隙間をなくすことで、入れ歯の適合性が向上します。
市販されている入れ歯安定剤
日本では、各社から入れ歯安定剤が販売されています。最も有名なのが「ポリグリップ」ですね。これはアース製薬から販売されています。その他、ライオンの「ライオデント」や小林製薬の「タフグリップ」なども人気がある商品です。これらは多くの歯科医師も使用を推奨しています。
そもそもなぜ入れ歯安定剤が必要なのか?
入れ歯を使用している方で、常に入れ歯安定剤を併用しているケースは珍しくありません。ただ、本来であれば、入れ歯には入れ歯安定剤は必要ありません。入れ歯安定剤というのは、不安定な入れ歯に対して使われるものだからです。
ですから、入れ歯安定剤を使用しなければならないということは、少なからずその入れ歯には、患者さんの口腔内に適合しない部分があるといえるでしょう。それを補うのが入れ歯安定剤という素材なのです。
海外では使われていないの?
海外では入れ歯安定剤が使われていない、という話を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、それは間違いです。入れ歯安定剤というのは、日本だけのものではなく、海外でも市販され、広く使用されています。
例えばアメリカでは、上述したような不溶性の入れ歯安定剤を使用する人が多いです。アメリカの歯科医師も、その使用の患者さんに勧めています。一方、水溶性の入れ歯安定剤は、それほど頻繁には使用されていません。
つまり、入れ歯安定剤というのは、国によって使用の有無が異なるのではなく、使用する入れ歯安定剤の種類が異なるといえるでしょう。
その理由については一概にはいえませんが、人種によって骨格や歯列の形態、口腔粘膜の性質なども異なってきますし、文化も大きくことなりますので、入れ歯安定剤の選択についても違いがあって当然といるでしょう。
必ずしも義歯が不適合なわけではない?
入れ歯安定剤は、不安定な入れ歯を口腔内で安定させるために使用するものなので、使っている時点で、入れ歯に不適合があるように思えます。けれども実はそうではありません。義歯の適合が良好であっても、口腔粘膜への刺激を減らしたリ、より快適に入れ歯を使用したりするために、入れ歯安定剤を使用することも多々あるからです。
ですから、歯科医師に入れ歯安定剤を勧められたからといって、その入れ歯に不備があると考えるのは必ずしも正しいとは言えないのです。
まとめ
入れ歯というのは、世界中で使われている歯科の補綴装置で、咀嚼機能を補うという点で、どの入れ歯も共通しています。また、国や地域が違っても、入れ歯を口腔内に安定させるために、入れ歯安定剤は必要となるものです。ですから、海外だからといって、入れ歯安定剤が使われていないと考えるのは間違いといえます。その点については、上述したような入れ歯安定剤の役割を知ることで、すんなり理解して頂けるかと思います。
入れ歯安定剤は、入れ歯を安定させるだけでなく、口腔粘膜を機械的刺激から守ったり、入れ歯を長く使い続けたりする上で、とても重要な役割を果たすものといえます。

ハーツデンタルクリニック西白井駅前の院長。城西歯科大学(現 明海大学)卒業。仕事でうれしい時は思うような治療ができ、患者様に喜ばれ、お礼を言われたとき。
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