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歯みがき

液体歯磨きは介護に役立つ!高齢者に良い理由も紹介

 

液体歯磨きは介護に役立つ!高齢者に良い理由も紹介

 

介護の現場では、ペーストタイプの歯磨き粉だけでなく、液体歯磨きも大いに活用されています。これは、介護を必要とする高齢の方にとって液体歯磨きがとても使いやすい製品だからです。今回はそのような液体歯磨きの特徴や、介護の現場で役立つ理由などについて詳しく解説します。

 

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液体歯磨きとは

 

液体歯磨きとは

 

液体歯磨きとは、歯磨き粉が液体状になったもので、一般的なペーストタイプの歯磨き粉とは使い方が異なります。よく使われるペーストタイプの歯磨き粉とは使用方法がまったく異なるため、はじめは戸惑う人も多いことでしょう。

 

液体歯磨きとペーストタイプの歯磨き粉の違い

 

液体歯磨きとペーストタイプの歯磨き粉は、どちらも歯ブラシでブラッシングをするためのアイテムです。ペーストタイプの歯磨き粉との違いは、使用後に水ですすぐ必要がなく、研磨剤が入っていない点です。

 

液体歯磨きと洗口液との違い

 

液体歯磨きはブラッシングの前にペーストタイプの歯磨き粉の代わりとして使うものですが、洗口液は歯のブラッシングをしたあとに仕上げとして使うものです。洗口液は、歯磨きをするアイテムではない点に注意してください。

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液体歯磨きの使い方

 

適量(約10ml)を口に含み、約30秒ほどすすいで、液体を口の中全体に行きわたらせてから吐き出します。そのあとに、通常のように歯ブラシで磨いて終了です。歯ブラシで磨いたあとに、すすぐ必要はありません

 

液体歯磨きが介護に役立つ理由

 

液体歯磨きが介護に役立つ理由

 

液体歯磨きが介護に役立つ理由は、すでに説明した液体歯磨きの特徴やペースタイプの歯磨き粉との違いを踏まえるとわかりやすいでしょう。

 

うがいをするだけで有効成分が行き渡る

 

ペーストタイプの歯磨き粉は、適量を歯ブラシに乗せて、歯をゴシゴシと磨いていきます。ですから、歯磨き粉の有効成分は歯を磨いていく過程で口腔内へと行き渡っていきます。

 

一方、液体歯磨きは、口に含んでうがいをした段階で口腔内の隅々まで行き渡らせることができます。これは、液体である大きな利点でしょう。

 

介護を必要とする高齢の方は、自分自身の歯を1本1本丁寧に磨くことができない場合が多いため、うがいをするだけで有効成分が口腔内に行きわたる液体歯磨きは非常に役立つといえます。

 

歯や口腔粘膜を傷つけにくい

 

液体歯磨きには、ペーストタイプの歯磨き粉に含まれているような研磨剤や発泡剤などが配合されていないため、歯や口腔粘膜を傷つけにくいといえます。

 

介護を必要とする高齢の方の口腔粘膜は、加齢や病気によって外部からの刺激に弱くなってい場合が多いです。したがって、介護の現場で研磨剤や発泡剤が含まれている歯磨き粉を使ってしまうと、粘膜や歯茎を傷める可能性があります。

 

液体歯磨きであれば、研磨剤や発泡剤などが含まれていないため、高齢の方でも安心して歯磨きをすることができます。

 

歯磨き後に口をすすぐ必要がない

 

ペーストタイプの歯磨き粉でブラッシングをしたあとは、口をすすぐ人がほとんどかと思いますが、液体歯磨きの場合は、すすぐ必要がありません。

 

歯を磨いたあともすすがずにしておくことで、液体歯磨きの有効成分が口腔内に留まり、細菌の繁殖などを抑えてくれます。

 

うがいをしなくてもいい点は、介護を必要とする高齢の方にとって非常に重要なポイントです。なぜなら、そうした高齢の方は、うがいをすること自体が難しいケースも珍しくないからです。また、ベッド上で口腔ケアを行う場合、ペーストタイプの歯磨き粉では使いにくいでしょう。

 

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口腔内細菌がもたらす全身への悪影響

 

近年、介護を必要とする高齢の方の口腔衛生状態に注目が集まっています。高齢の方は、手足の運動が不自由になったり、口腔ケアの意識が低くなったりすることで、口腔内細菌が繁殖しやすい傾向にあります。その結果、口腔内に留まらず、全身へと悪影響が及ぶ場合があります。

 

口腔衛生状態が悪いことによって生じる全身への悪影響には、どのようなものがあるのでしょうか。

 

感染性心内膜炎

 

口腔衛生状態が悪いと、歯周病菌のような口腔内細菌が歯周ポケットの中でたくさん繁殖するようになります。そして細菌が増えすぎると、歯周病菌が血流に乗って全身へと運ばれる場合があります。血液に乗って運ばれた歯周病菌は、心臓へと行きつき、そこで再び感染を起こす可能性があります。その結果、発症するのが感染性心内膜炎です。

 

歯周病菌と心臓の病気は、一見すると何のつながりもないもののように思われますが、実際は関連があることが確認されています。

 

誤嚥性肺炎

 

介護を必要とする高齢者に多い病気として、誤嚥性肺炎が挙げられます。実はこの病気の原因にも、口腔内の細菌が関係するケースがあります。

 

適切な歯磨きを行わないことで、口腔内に歯周病菌などが繁殖し、それが食物とともに気管へと入ることで肺炎を引き起こすのです。誤嚥性肺炎は、寝たきりの高齢者の方に多く発症する病気です。

 

液体歯磨きを介護で使う場合の注意点

 

液体歯磨きを介護の現場で使用するときには、誤嚥しないように気をつけましょう。液体歯磨きを口に含んでいるときに、あごが上がっていると誤嚥しやすくなります。少量であれば飲んでしまっても問題ありませんが、具合が悪くなった場合には、すぐに医師などに相談します。

 

介護での現場で液体歯磨きの使い方がわからない場合は、東武伊勢崎線・谷塚駅から徒歩1分の場所にあるハーツデンタルクリニック谷塚駅前にご連絡ください。

 

まとめ

 

液体歯磨きは、口腔内に行き渡りやすく、うがいをする必要がないため、介護を必要とする高齢の方にとって最適な歯のケア用品だといえます。高齢の方は、さまざまな病気にかかりやすくなっているため、まずは液体歯磨きで口腔衛生状態を向上させていくことが大切でしょう。

 

東武伊勢崎線・谷塚駅から徒歩1分の場所にあるハーツデンタルクリニック谷塚駅前では、医師や歯科衛生士が、介護を必要とされるご高齢の方の口腔内を清潔に保つためのアドバイスを丁寧に行っております。お困りの方は、ぜひ、ご相談ください。

医療法人社団ハーツデンタルクリニック 院長(歯科医師、歯学博士)監修
永橋克史
監修者 歯科医師 永橋克史
ハーツデンタルクリニック西白井駅前の院長。城西歯科大学(現 明海大学)卒業。仕事でうれしい時は思うような治療ができ、患者様に喜ばれ、お礼を言われたとき。
ハーツデンタルクリニック西白井駅前
高田耕司
監修者 歯学博士 高田耕司
日本歯科麻酔学会認定医、歯学博士。麻酔での無痛治療を得意としている。
ハーツデンタルクリニック八千代中央駅前
加瀬武士
監修者 歯学博士 加瀬武士
ハーツデンタルクリニック谷塚駅前の院長。日本大学歯学部歯学科卒業。補綴学を専門分野としている。
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