【急患対応】お急ぎの方は048-934-9804まで!
口臭には病的口臭と生理的口臭があります
病的口臭は、その原因となる病気を治療して治せば口臭も改善されます。
例えば歯周病が原因であれば、その治療をすることが口臭を無くすことにつながるのです。ただ、歯周病というのは、いわゆる「完治」ということは、ありません。歯周病は「生活習慣病」と言われております。生活習慣病とは「高血圧」や「糖尿病」など、その発症、進行が、その人の生活習慣に大きく関わっている病気です。歯周病も、その発症、進行が喫煙、食事の摂り方、歯磨きの仕方などの生活習慣と大きく関わっています。
高血圧、糖尿病に「完全治癒」が無いというのはご存知ですよね?ずっと薬を飲み続ける必要があります。歯周病もそれと同じなのです。ただ、重度から中等度の歯周病を「病状安定」「寛解」というところまで持っていければ「口臭」は気にならないレベルになります。
歯周病の原因となる細菌
歯周病に完治が無い理由として、もう一つ、歯周病の原因となる細菌は、一度口の中に定着するともはや追い出すことはできないということがあります。ですから口臭の問題とは別に歯周病については定期的なメインテナンスを受け、セルフケアの部分もしっかりやって現在の状態を維持していくことが大切だということです。
生理的口臭
もう一つの生理的口臭ですが、程度の差はあれ誰にでもある口臭です。朝起きた時に匂う起床時口臭、お腹が減ると出てくる空腹時口臭、疲れてくると出る疲労時口臭などです。思春期に身体全体が匂うことで口にも出る思春期口臭、生理の時に出る生理時口臭、加齢によって出る加齢臭の一つとして口臭にも現れる加齢時口臭などです。いずれの口臭も生理的に出るものなので原因を除去して口臭を無くす、ということはできません。
ただ、唾液の分泌量を増やすことで、かなり改善されます。「唾液」というキーワードが出てきました。唾液というのは人間にとって様々な、かつ重要な役割を果たしています。まずは食べ物の消化吸収に関わる部分ですね。アミラーゼという消化酵素がでんぷんを糖に分解します。食べ物に適度な水分と粘り気を与え飲み込み易くする溶解作用も関連してきます。
抗菌作用
抗菌作用もよく知られていますね。怪我した時に「ツバ」つけとけば治る、って動物たちもやってますよね。希釈、洗浄作用、薄めて洗い流す作用、食べカスや細菌を洗い流す作用です。保護作用は粘膜や歯を保護する作用で再石灰化作用は歯の成分、カルシウムなどを歯に戻す作用です。そして緩衝作用、お口の中が酸性になった時、中和してくれる作用です。ご存知のようにムシ歯はムシ歯菌が酸を作って歯を溶かす病気です。
でも実は、そんなに濃い酸を歯にかけて急激に溶かすというものではありません。ちょっとだけ歯の周りを酸性にするのです。そうなると歯の成分がジワジワと溶け出していきます。それが続くとムシ歯になります。
中和する働き
唾液は酸性になった口の中を中和する働きがあります。その能力は個人差があります。ムシ歯になりやすい人となりにくい人が存在する理由の一つが、この緩衝作用の違いにあります。そういう意味では緩衝作用は唾液の作用の中で歯の健康に関わる重要な作用と言えます。他に唾液には身体を守る免疫作用もあります。
さて、唾液の働きの重要性が分かったところで口臭との関連ですが、唾液がたくさん出ると生理的口臭も改善されると言いました。皆さん、マスクを一日中かけてて、はずした時、マスクの臭いを嗅ぐと臭いと感じた経験はないでしょうか?
唾液は、そのままでは、まず匂いません。しかし乾燥すると匂います。つまり唾液の分泌量が少ないと口臭の発生する可能性が高くなるということになります。赤ちゃんなど唾液が溢れるほど出てる子に口臭はないのです。そういう意味で口臭を気にされる方は唾液をどんどん出す、ということを意識していただくと良いかと思います。

ハーツデンタルクリニック西白井駅前の院長。城西歯科大学(現 明海大学)卒業。仕事でうれしい時は思うような治療ができ、患者様に喜ばれ、お礼を言われたとき。
ハーツデンタルクリニック西白井駅前

