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歯の色は、口元の審美性を大きく左右する重要な要素のひとつですが、とにかく白ければ良いというわけではありません。なぜなら、私たちの歯はもともと少し黄色味がかっているからです。そのため、セラミック治療でもジルコニアのような真っ白な人工歯は白すぎてかえって不自然に見えてしまいます。
そこで今回は、歯がもともと黄色味がかっている理由やホワイトニングで白くする際に注意すべきことをわかりやすく解説します。
歯がもともと黄ばんでいる理由
エナメル質は半透明の組織
歯の一番外側は、人体で最も硬いエナメル質に覆われています。このエナメル質が真っ白い組織だと勘違いされている方も多くいらっしゃいますが、実際は半透明です。鏡を使ってよく観察してみると、半透明であることを改めて実感できるかと思います。
象牙質は黄色味を帯びた組織
エナメル質の下に存在しているのは象牙質(ぞうげしつ)です。エナメル質ほど硬くはありませんが、リン酸カルシウムが主成分のいわゆる「硬組織(こうそしき)」です。エナメル質とは打って変わり、透明感に乏しく、全体的に黄色味を帯びています。つまり、私たちの歯においては、半透明なエナメル質から象牙質の黄色味が透けて見えているのです。
歯の色には年齢差、個人差、人種間の差がある?
歯は健常であっても、もともとある程度は黄ばんでいるものですが、その度合いは年齢差や個人差、人種間での差が見られることがあります。
乳歯は永久歯よりも白い
子どもの歯である乳歯は、大人の歯である永久歯よりも全体的に白いです。これは乳歯のエナメル質が未成熟だからです。エナメル質は成熟していく過程で透明度が高まっていく組織であるため、エナメル質が未熟なまま発育を終える乳歯は透明度が低く基本的に永久歯よりも白い印象を与えます。
エナメル質が厚いほど歯は白く見える
エナメル質が成熟して透明度が増したとしても、その層自体が厚ければ、象牙質の透過度は低くなります。わかりやすい例が欧米人の歯です。アメリカ人やヨーロッパ人のエナメル質は日本人よりも厚くなる傾向にあるため、表面的に白く見えます。
それと同様に、加齢によるエナメル質の摩耗は象牙質の透過度を増すため歯の黄ばみを強める原因となり得ます。
ホワイトニングは自然に見えることが重要
歯科医院のホワイトニングなら安心
過酸化水素を用いて光照射を行う歯科医院のホワイトニングは、比較的高い効果が得られる施術法です。歯科医師や歯科衛生士が行うので不自然に白くなりすぎるようなことはありません。
市販のホワイトニング剤は要注意
インターネット上には安い価格で販売されているホワイトニング剤がありますが、取り扱いには十分な注意が必要です。誤った方法で使用すると、歯が白くなりすぎたり、歯や歯茎を傷めたりすることがあるからです。
HAKARAセルフホワイトニングでも手軽に自然な白さを獲得
HAKARAセルフホワイトニングは、歯科医師の監督の下で行われるものではないものの、歯科医院で行うホワイトニングと同じメカニズムで歯を白くするため歯が不自然に白くなってしまうようなことはとはありません。安全かつ手軽に歯の黄ばみを改善したい方にはおすすめです。
まとめ
このように、歯はもともと少し黄色味がかっている組織なので、とにかく白くなれば良いというものではなく自然に見えることが大切です。そのため、施術は歯科医院かHAKARAセルフホワイトニングなどに任せるのが一番です。
ハーツデンタルクリニック西白井駅前の院長。城西歯科大学(現 明海大学)卒業。仕事でうれしい時は思うような治療ができ、患者様に喜ばれ、お礼を言われたとき。
ハーツデンタルクリニック西白井駅前