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親知らず

親知らずの抜歯は同時に何本まで可能か

親知らずの抜歯は同時に何本まで可能か

親知らずを抜歯したほうがいいと言われたけれど忙しくて何度も通うのはつらい、できるだけ少ない回数で終わらせてほしい、という方は多いと思います。ここでは、親知らずは同時に何本ぬけるのか、なぜ来院回数がかかるのかについて説明します。

親知らずは同時に左右どちらかで2本抜くことが多い

親知らずは同時に左右どちらかで2本抜くことが多い

親知らずに関わらず、歯科治療は基本的に右と左で治療を進めていきます。理由は、左右どちらかきちんと咬めるほうを残しておくためです。抜歯したい親知らずが4本ある場合、左右どちらかの上下の2本を同時に抜くようにします。

例えば、最初に右の親知らずを上下2本抜歯します。右の上下の抜歯したところの傷口が治って、右側で咬んで問題なく食事ができるようになったら、左の上下の親知らずを抜歯します。

しかし、親知らずが上下左右すべて生えている人はそれほど多くありません。仮に、下の親知らず2本だけの場合は1本ずつしか行うことができません。あくまで本数というよりは左右どちらかという基準で抜歯を行います。

抜歯後の負担を考慮

親知らずの抜歯は場合によっては歯肉を切ったり骨を削ったりする必要があり、出血を伴うため、体への負担が大きい治療です。個人差はあるものの、2日~1週間程度は痛みや腫れが起こり、痛みや腫れのため全身がだるくなり、食事がしづらくなったりします。

また、一度にすべての親知らずを抜くと体全体への負担も大きく、食事の際に、食べ物を咬んだ時に左右どちらにも痛みがあると食事が困難になるため、様子をみながら数回で行います。

親知らずの抜歯には時間がかかる

親知らずの抜歯は、いわば小規模な手術です。

麻酔を行い、歯肉を切って骨を削り、歯をとり除き、切った歯肉を縫合し、止血を確認してやっと終了します。基本的な所要時間は30~1時間程度です。親知らずの抜歯は大きく口を開けないと行えず、口を大きく開けるには1時間程度が限度というのもあります。

また親知らずの抜歯は、体全体への負担が大きいため、思わぬトラブルが起こることがあります。麻酔で失神してしまったり、出血が止まらなかったり、骨が硬く、歯がびくともしない…などといった問題が起こるのは日常茶飯事です。

また、技術的な面、何かあったときに柔軟に対応できるよう治療時間に余裕をもたせる等で、あえて来院回数をわけるという事もあります。

入院下など特別な場合は左右同時に行うこともある

大学病院等の大規模病院では、全身麻酔で親知らずの抜歯を行います。

全身麻酔をかけると、その日は麻酔の効果が持続して危険なため、翌日まで、あるいは患者さんのご希望によっては数日間入院可能な場合があります。

全身麻酔下では患者さんの意識がないため、2~3時間かけて抜歯することが可能です。また入院下では、流動食や点滴によって栄養管理が可能であり、食事の心配をする必要がありません。

抜歯後の負担・治療時間の問題をカバーできるため、歯科医師の判断で、左右同時の抜歯をしてくれることがあります。

デメリットを理解したうえで左右同時の抜歯を了承してくれることも

デメリットを理解したうえで左右同時の抜歯を了承してくれることも

患者様が忙しく、どうしても一度に行ってほしいと希望があれば、デメリットを説明し了承を得た上で、左右同時に抜歯することもあります。ただ、よほどの事情がない限り、左右で分けることをお勧めします。

ストレスなく親知らずの抜歯を行うコツ

何かと日々忙しい現代人、親知らずの抜歯に時間をかけたくない時間はとてもよく分かります。しかしながら、親知らずの抜歯は一回の来院では絶対に終わらない治療です。一般的には歯科医院を受診、歯科医院によっては口腔外科へ紹介、抜歯、消毒といった流れであり、全部終わるまでに数ヶ月かかることも珍しくありません。

どうしても来院数を少なくしたい場合は、まず受診する歯科医院が「歯科口腔外科」を得意としているかを事前に確認して下さい。

口腔外科を専門としていない歯科医師は親知らずの抜歯をあまり行わないため、大学病院を紹介することが多いですが、口腔外科を専門とする歯科医師がいれば、歯科医院でも親知らずの抜歯を行うことができます。

まとめ

親知らずの抜歯は、全部終了するまで、何ヶ月もかかることも珍しくありません。

出来るだけ短期間で親知らずの抜歯治療を行いたい場合は、ホームページで口腔外科をやっているかを調べる、電話で直接「親知らずの抜歯を行っているか?」を事前に確認することをお勧めします。

また上述のように、大学病院等の大規模病院で、数日間の入院で一度に終わらせてしまうのも一つの方法です。この場合は、歯科医院に来院して、全身麻酔で親知らずの抜歯を行ってくれる病院を紹介してもらいましょう。何より大切なのは余裕をもったスケジューリングです。

もっとも適した時期に抜歯が行えるように、早めの受診を心がけましょう。

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