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口内炎の発症は、毎日の食事に大きく関連しています。口内炎では、亜鉛やビタミンといった特定の栄養素が不足することによって発症率が高まるからです。
今回は、口内炎と亜鉛不足やほかの栄養素との関連について解説するとともに、日ごろからできる口内炎の予防方法についてもご紹介します。
そもそも亜鉛とは?
亜鉛は、金属の一種で、いろいろな合金に含まれています。ですから、身のまわりの金属には、多くの亜鉛が使われているとお考えください。
ただし、同時に亜鉛は、必須ミネラルの1つであり、私たちの体を作る重要な栄養素でもあります。亜鉛は、さまざまな食品に含まれており、日々の食事の中で何気なく口にしていることでしょう。
合金を構成する金属でありながら、健康な体を作る上でも不可欠な物資が亜鉛です。
亜鉛と口内炎の関係とは?
亜鉛と口内炎には、密接な関係があります。実際、亜鉛が不足すると口内炎を発症しやすくなります。亜鉛が不足すると口内炎ができやすくなる理由は以下の通りです。
亜鉛はタンパク質合成に欠かせない栄養素
私たちの体の中では、毎日たくさんのタンパク質が合成されます。私たちの体を構成する要素の大半は、タンパク質からできているからです。
タンパク質合成が正常に行われていれば、たとえば、歯茎や唇、頬の内側の粘膜などに傷ができたとしても速やかに治癒していくでしょう。実は、お口の中の傷は口内炎の原因になるため、亜鉛を十分に摂取することで口腔内の傷が口内炎に発展してしまうのを防げれるわけです。
亜鉛は、傷ついた皮膚や粘膜を修復する上で、重要な役割を果たしている物質なのです。
亜鉛は免疫細胞を活性化させる
亜鉛は、免疫を担っている細胞を活性化させる作用があります。免疫細胞が元気になると、細菌感染を抑止してくれますので、口内炎の発症も防止されます。
亜鉛は精神の安定に寄与する
ストレスは口内炎の発症を促進します。イライラしたり、嫌な思いをしたりすると精神が不安定となり、免疫力が低下するからです。正常な量の亜鉛を摂取していれば、ストレスを緩和するような脳内物質などが作られて精神が安定し、口内炎の発症を抑えます。
亜鉛の有効な摂取方法は?
現代人は、亜鉛が不足しがちと言われていますので、普段から意識して摂取するよう努めることが大切です。具体的には、牡蠣や牛肉といった亜鉛を豊富に含む食品を積極的に摂取していきましょう。
これらの食品を毎日一定量摂取することは容易ではないので、サプリメントを活用する方法もあります。最近では、ドラッグストアや薬局などで、亜鉛のサプリメントが販売されています。価格も手ごろであるため、気軽に利用することができるかと思います。
ただし、亜鉛の大量接種には気をつけましょう。多くのミネラルと同様、亜鉛も過剰摂取がつづけば、中毒症状を引き起こしたり、腎機能の低下を誘発したりしてしまう場合もあります。
亜鉛以外に口内炎に関係する栄養素は?
では、亜鉛以外には、どのような栄養素が口内炎に関係しているのでしょうか。
粘膜の新陳代謝を促すビタミン
亜鉛以外で口内炎に関係する栄養素としてまず挙げられるのがビタミンです。ビタミンも亜鉛同様、タンパク質の合成に関与している物質です。つまり、ビタミンは粘膜の新陳代謝を担っている物質ですので、不足すると口内炎の発症の確率が高まってしまいます。
特にビタミンBは、口内炎との関連が強く、普段から適切な量を摂取することをおすすめします。ちなみにビタミンBは、牛肉や豚肉のレバーなどから効率的に摂取することができます。その他、青魚や納豆、ニンニクなどにもビタミンBが豊富に含まれています。
免疫力を高める鉄分
鉄分は、赤血球のヘモグロビンと結合することで、免疫力を高めます。したがって、鉄分の適正量の摂取は、口内炎の発症を防止することにもつながるのです。
鉄分は、亜鉛と同様、レバーや納豆などから摂取することができます。
口内炎の予防方法は?
口内炎ができると会話も食事も楽しめないため、できれば予防したいところです。亜鉛やビタミンなどの摂取といった食事に気をつける以外に、どのような予防法があるのかをご紹介します。
十分な睡眠とストレス解消
睡眠不足やストレスによって免疫力が低くなるため口内炎が発症しやすくなります。十分な睡眠をとってストレスをためないようにすることが大切です。
入れ歯や被せ物を調整する
入れ歯や被せ物が合わないために口の中をかんでしまうような場合は歯科医院に相談してください。口内炎は、合わない入れ歯やかみ合わせの小さな変化によっても引き起こります。
入れ歯や被せ物が合わなないときには歯科医院で調整することをおすすめします。東武伊勢崎線・谷塚駅から徒歩1分の場所にあるハーツデンタルクリニック谷塚駅前では、丁寧なカウンセリングをしたうえで入れ歯やかぬせ物の調整もしっかり行います。
お口の中のお悩みがある方は、気軽にご相談ください。
口腔内を清潔に保つ
口腔内の衛生不良などから口内炎を誘発する場合もあります。歯科医院に行っていない方は、ぜひ信頼できる歯科医院で、むし歯や歯周病がないか確認しましょう。
ご自宅でも、セルフケアでもデンタルフロスや歯間ブラシを使った丁寧な歯磨きや頻繁にうがいをすることで口腔内を清潔に保つことができます。
刺激の強い食べ物やアルコールの摂取を控える
刺激の強い食品の過剰摂取が、口の粘膜に刺激になって口内炎を引き起こすこともあります。
タバコを控える
タバコは、唾液の分泌を低下させる原因のひとつです。唾液の分泌が低下する口腔内が不衛生になり、口内炎を誘発する場合があります。
まとめ
亜鉛は生体内でのタンパク質合成を担う重要な物質です。これが不足すると、口腔粘膜にできた傷の治りが遅れますので、口内炎を発症しやすくなります。
鉄分も摂取量が不足することで口内炎を発症しやすくなる栄養素のひとつです。こうした栄養素を毎日バランス良く摂取することで、口内炎をある程度予防することができます。あるいは、すでにできてしまった口内炎の治癒の促進にもつながりますので、普段から意識して体に摂り入れるようにしましょう。
また、お口の中を何度もかんでしまったり、むし歯や歯周病があったりすると口内炎の原因になります。お口に異常を感じた方は、東武伊勢崎線・谷塚駅から徒歩1分の場所にあるハーツデンタルクリニック谷塚駅前までご相談ください。あなたのお口の状況を調べて詳しくご説明いたします。
ハーツデンタルクリニック西白井駅前の院長。城西歯科大学(現 明海大学)卒業。仕事でうれしい時は思うような治療ができ、患者様に喜ばれ、お礼を言われたとき。
ハーツデンタルクリニック西白井駅前