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インプラント

インプラントのメンテナンスの内容とその必要性・重要性について

医療法人社団ハーツデンタルクリニック 院長(歯科医師、歯学博士)監修
監修者 歯科医師 永橋克史
ハーツデンタルクリニック西白井駅前の院長。城西歯科大学(現 明海大学)卒業。仕事でうれしい時は思うような治療ができ、患者様に喜ばれ、お礼を言われたとき。
ハーツデンタルクリニック西白井駅前
監修者 歯学博士 高田耕司
日本歯科麻酔学会認定医、歯学博士。麻酔での無痛治療を得意としている。
ハーツデンタルクリニック八千代中央駅前
監修者 歯学博士 加瀬武士
ハーツデンタルクリニック谷塚駅前の院長。日本大学歯学部歯学科卒業。補綴学を専門分野としている。
ハーツデンタルクリニック谷塚駅前

インプラントのメンテナンスの内容とその必要性・重要性について

インプラントは、一部取り外しができるものもありますが、基本的に取り外しが不要な比較的新しい治療法ですので、ご存じの方も多いと思いますし、実際にインプラントを導入された方もいらっしゃると思います。しかし、インプラントにおけるメンテナンスの必要性、重要性について皆様はどれだけご存知でしょうか。ここでは、インプラントのメンテナンスの内容および必要性、重要性について説明します。

インプラントのメンテナンスとはどんなことをするのでしょうか?

インプラントのメンテナンスとはどんなことをするのでしょうか?

インプランント周囲炎

インプラントは顎の骨の中にチタンでできた歯の根の部分を埋入したものですが、インプラントと歯肉の間には、天然の歯と歯肉の間にあるような溝が存在します。

天然の歯の場合、この溝に歯垢などの汚れが長期間溜まった状態になりますと、歯周病菌が増加してその周囲の歯周組織に炎症を起こしますが、インプラントでも同様に歯肉との間の溝に汚れが溜まっていますと炎症を起こします。

天然歯の場合は「歯周病」と呼びますが、インプラントの場合は「インプランント周囲炎」と別の病名で呼びます。

インプラント部のチェック部位

天然歯の根の表面は歯根膜と呼ばれる組織で覆われているのですが、インプラントにはこの歯根膜がありません。歯根膜には小さい血管などが付着して、根の周囲の免疫などに大きな影響を与えているのですが、歯根膜の存在しないインプラントは免疫力が働かず、一度炎症が周囲で起こると、なかなか治りにくい状況になります。

そのため、インプラントのメンテナンスでは、インプラントと歯肉の間の溝の状態が安定しているかどうかを、チェックします。具体的には、溝の深さの変化や、歯肉の炎症の有無、レントゲンによるインプラント周囲の骨量の変化などを調べます。特にプラークなどが歯と歯肉の間の溝にたまっている場合は、インプラントを傷つけないような特別な器具を用いて、周囲を綺麗にしていきます。必要に応じて、消毒や薬の投与を行い、炎症を抑えるように処置することもあります。また、歯根膜は、噛み合わせによる受けた力を上手に分散させるクッションのような働きをし、また歯の噛む力を感じて調節する働きがあります。

しかし、インプラントにはこの歯根膜がないために、噛む力の調整ができません。人間の歯は、皆様が思っている以上に強い力で噛んでいるため、歯根膜がないインプラント部位では強い負荷がかかることになり、被せ物が傷んできて、最悪壊れることがあります。また、インプラントと対合して噛みあっている歯に大きなダメージを与えているケースもあります。メンテナンスでは、上述の事態が発生していないかのチェックも行い、必要であれば噛み合わせの調整なども行われます。

人工歯根の違いによるメンテナンスの違い

インプラントはチタン製の人工歯根を使用されるのが主流ですが、骨との良好な結合を促すために、ハイドロキシアパタイトと呼ばれる成分をインプラントの表面にコーティングした「HAインプラント」と呼ばれるものも使用されてきています。このHAインプラントはたしかに、インプラントと顎の骨との良好な結合に、大きく貢献するメリットがあるのですが、インプラントにハイドロキシアパタイトが噴霧されることで、インプラントの表面が凸凹した荒い状態になっています。

そのため、汚れが付いてしまうと取れにくく、インプラント周囲炎にかかると、炎症が早く進行してしまい、治療が難しくなるデメリットがあります。結果として、HAインプラントの場合、メンテナンス頻度が増える傾向が見られます。

自分でメンテナンス出来る事はなんでしょうか?

自分でメンテナンス出来る事はなんでしょうか?

インプラント施術後のメンテナンスを定期的にしっかり行っていても、口腔内の汚れは日々溜まってきます。インプラントを長持ちさせるために最も大切なのは、やはりご自身の日頃の口腔内のケアとなります。

インプラント部位のケアのポイント

人工歯根と接合している被せ物自体は、天然歯の固さに非常に近いセラミック製のため虫歯にはなりません。よって、インプラントと歯肉の間の溝がどれだけ清潔に保たれているかが重要なポイントになってきます。

インプラントを入れた後は必ず歯科医院から磨き方などの指導があると思いますので、しっかりと理解して、インプラント部位のケアを行っていく事が大切です。

取り外しの出来る被せ物は歯科医院で

人工歯根と接合している被せ物はセメントで永久固定されているものが多いですが、中にはネジで取り付けられているものもあります。

被せ物がネジで取り付けられているものは取り外しができるため、被せ物を外して直接インプラントを確認しながら、クリーニングを行います。このクリーニングは、ご自身では出来ませんので、歯科医院で行う事になります。

食生活の面でのケア

日頃の食事の内容についても、歯科医院でどのようなものが適切なのか、説明があるかと思いますが、最終的にはご自身の判断で選択される事になりますので、ご自身が率先して注意していく事になります。

特に、歯肉の間の溝に入りやすい食べ物、食べカスが残りやすいは要注意です。

マウスピースによるケア

インプラントは縦の力にはある程度の強さを発揮しますが、歯ぎしりなどによる横の力には比較的弱い特徴を持っています。歯ぎしりの習慣の兆候が見られる場合には、マウスガードを作ってインプラントを守っていく必要があります。

まとめ

インプラントのメンテナンスは、患者様と歯科医院の双方の協力が不可欠です。インプラントを受けた方は、積極的に歯科医院のスタッフの方とコミュニケーションをとるよう心がけて下さい。

これから、インプラントをやりたいと考えておられる方は、その歯科医院がインプラント治療を行っているか確認した上で、コミュニケーションをとっている主治医がいる歯科医院に通わられる事をお勧めします。

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