FAQ

はい。歯根嚢胞や含歯性嚢胞など、口腔内や顎骨内にできる嚢胞は口腔外科で摘出手術を行います。放置すると顎骨の吸収や歯の移動、噛み合わせの乱れにつながることがあるため、早期の診断と処置が望ましいです。摘出後は病理検査を行い、良性・悪性の確認を行います。

はい。インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込む外科手術を伴うため、口腔外科の範囲に含まれます。骨量が少ない場合には、骨造成やサイナスリフトなどの付帯手術を行うこともあります。安全に治療を進めるため、事前のCT検査と全身状態の確認が欠かせません。しかしインプラント治療に関しては明確な区分けがあるわけではなく、補綴の分野と捉える場合もあります。

はい。交通事故や転倒、スポーツ外傷などで顎の骨が折れた場合、口腔外科で診断・治療を行います。レントゲンやCTで骨折の状態を確認し、軽度であれば固定処置、重度の場合はプレートによる固定手術を行うこともあります。噛み合わせの回復も重要なため、歯の位置や咬合の調整もあわせて行います。ただし、複雑な手術や治療は、大学病院などの大きな施設でなければ行うことは難しいです。

親知らずの抜歯、顎関節症の診断・治療、口腔粘膜疾患や口腔がんの診断、歯根端切除術などは、保険診療が可能です。ただし、見た目の改善や審美目的の処置（歯茎の形態改善など）は保険適用外となることがあります。

放置すると症状が悪化し、口が開かなくなる開口障害や慢性的な顎の痛みに発展する可能性があります。早期に噛み合わせや生活習慣を見直すことで、症状の進行を防げます。口腔外科では必要に応じて精密検査やマウスピース作成を行います。

多くの場合、腫れや痛みは2〜3日でピークを迎え、1週間程度で落ち着きます。骨を削る難しい抜歯では腫れが長引くこともあります。術後は安静にし、抗菌薬や鎮痛薬の指示を守ることが回復を早めるポイントです。

歯根端切除術という治療が有効です。根管治療を行っても根の先に膿がたまり治らない場合に、歯茎を切開して歯根の先端と感染組織を取り除く外科処置です。インプラントや抜歯を避け、できる限りご自身の歯を残すために行います。

はい。一般的な口内炎は自然に治ることが多いですが、痛みが強い場合や繰り返し発症する場合には、原因の特定と薬の処方を行います。また、見た目が似ていても口腔がんや感染症の場合があるため、自己判断せず受診することが望ましいです。

歯茎が下がって歯の根が露出している場合、自分の口蓋（上あごの内側）から歯肉や結合組織を採取し、露出部分に移植する治療です。知覚過敏の改善や歯の根の保護、見た目の回復に有効です。術後は適切なブラッシングと経過観察が重要です。

初期症状は痛みがないことも多く、歯茎や舌、頬の内側に治らないしこりや白・赤い斑点が現れます。2週間以上改善しない場合は早めに受診してください。早期発見であれば外科的切除や再建手術など、治療の選択肢が広がります。

口腔内の粘膜にできる白板症、扁平苔癬、口腔カンジダ症などがあります。軽度の場合は薬で改善しますが、長引く場合や形態に変化がある場合は、口腔がんとの鑑別のため病理検査を行うことがあります。

口を開けると顎がカクカク鳴る、口が開きにくい、顎やこめかみに痛みがあるなどが代表的な症状です。噛み合わせや歯ぎしり、ストレスなど複合的な要因で起こるため、生活習慣の見直しやマウスピース治療などを組み合わせて改善を目指します。

親知らずがまっすぐ生えており、噛み合わせや歯茎に炎症を起こしていない場合は、抜歯せず経過観察することもあります。しかし、横向きや斜めに生えて隣の歯を圧迫している場合、歯茎の腫れや虫歯の原因になっている場合は、抜歯を検討します。CT撮影で神経や血管との位置関係を確認したうえで、安全に処置を行います。

歯並びが悪いと奥まで歯ブラシが届きにくいため、十分なお手入れができません。その結果、歯垢や歯石が溜まり、むし歯や歯周病にかかりやすくなります。また、かみ合わせが悪いと、顔・体のバランスに歪みが生じ、頭痛や肩こりの原因になることもあります。

「自由診療」とは、国民健康保険・社会保険で適応できない範囲の診療のことをいいます。この場合、医療費は患者様に全額負担して頂くことになります。反対に、保険で適応できる診療を「保険診療」といいます。
（自由診療の一部：インプラント治療、矯正治療、ホワイトニング、一部のかぶせ物など）

検診は基本的に診査・診断と予防処置が中心です。治療が必要な場合は改めて治療計画をご説明し、別日に治療を行いますので、安心してご来院ください。

フッ素入りの歯みがき粉であれば、一定の予防効果はあります。ただし、磨き方や使用量も重要なので、定期的に歯科でアドバイスを受けることが効果を高めるポイントです。

歯みがきを“嫌な時間”にしない工夫が大切です。短時間から始めたり、好きな音楽をかけるなど、楽しい雰囲気作りが効果的です。保護者の方の仕上げ磨きも忘れずに行ってください。

妊娠中でも、多くの予防処置は受けられます。妊娠中はホルモンの影響で歯茎が腫れやすくなるため、予防ケアは特に重要です。体調や時期に応じて無理のない範囲で対応いたします。

乳歯が生え始める1歳前後から可能です。子どもの虫歯予防として非常に効果が高く、定期的な塗布が推奨されています。

はい、あります。虫歯や歯周病は初期にはほとんど症状がありません。症状が出てからでは進行していることも多いため、早期発見・早期対応が大切です。

お口の状態によりますが、一般的には3～6ヶ月に1回の定期検診をおすすめしています。歯周病のリスクが高い方や、矯正中・インプラント治療中の方はより短い間隔での通院が望ましいです。

歯周病の最大の原因は、歯と歯の間にたまった食べカスです。食べカスに含まれた栄養分は、 細菌の栄養源にもなります。細菌は、歯周ポケット（＝歯と歯茎の境目の溝）に侵入し、繁殖を繰り返すことで歯周病を進行させていきます。
また、クラウンなどのかぶせ物や入れ歯等の治療した歯は、食べカスがたまりやすい状態になるため、歯周病の原因になることがあります。日々確実にチェックしてください。

歯周病の初期段階ではほとんど自覚症状はありません。歯周病が進行していくと、「歯がしみる」「歯肉からの出血」「歯のグラつき」「歯肉の充血、腫れ」など、さまざまな症状が出てきます。自覚症状があらわれたら早めに歯科医院にご相談ください。

歯周病は歯を支えている骨がダメになる病気なのに対して、虫歯は歯そのものを溶かす病気で末期症状に至る前に治せることが多いです。歯周病は痛みを伴わない症状のため、早期発見・早期治療が難しいのが原因です。出来るだけ歯科医院で定期検診を受けられることをお勧めします。

歯石除去は、歯や歯ぐきを傷つける可能性があるため、歯科医院で専門家（歯科衛生士）に任せた方が安全です。もちろん、一般の方でもご自身で歯石を除去してはいけないということはありませんが、歯周病以外にも罹患部分のある可能性もありますので、お口の健康を考えて口腔ケアの専門家である歯科医師の診断と歯科衛生士のケアが必要です。

一般的には、40歳前後から歯周病の発症率が高くなりますが、20～30歳代の若い層でもかかる人は多くいます。発育期の子供も歯肉炎になるリスクがあるため、年齢に捉われず、小さい頃から歯周病予防に努めることが大切です。

歯周ポケットにプローブという針のような器具を挿入してその度合い（歯周ポケット検査）によって歯周病かどうかを診査診断します。歯周病になっていると歯茎が腫れ、刺激に対して敏感になっているため、痛みを感じやすくなります。

歯周病によって歯茎に炎症反応が起こり、水分がたまることで出血が起こりやすくなります歯茎が腫れていて、ブラッシング時に出血があるようでしたら歯周病が疑われます。
歯科医院での検査をおすすします。

歯周病の主な感染経路は「唾液」です。ご両親とお子様の食器の共有など唾液を介して感染します。また、KISSなどのスキンシップでも感染するため十分な注意が必要です。

歯周病の基本治療では、歯茎をメスで切開するような処置は行わないため、強い痛みを感じることはほとんどありません。歯周病菌の温床となる歯石を取る際には、知覚過敏や歯茎の痛み、出血などを伴う場合があります。強い痛みが生じる場合は、事前に局所麻酔を施してのケアになりますのでお痛みを感じないでケア可能です。ご安心ください。

歯周病は再発リスクが高い病気です。歯周病治療が一旦終わったからと言って、ご自宅で口腔ケアを怠るとすぐに歯茎の腫れなどの症状が現れることもあるので、十分な注意が必要です。歯周病は他の治療以上に歯科医院での定期検診（定期メンテナンス）が重要です。

歯周病治療は虫歯よりも治療期間が長くなることが多いです。歯周病は細菌の温床となる歯垢・歯石がつきにくい口内環境を作らなければ治すことができないからです。病変をドリルで削って、コンポジットレジンと詰める虫歯治療とは大きく異なります。具体的な治療期間は、歯周病の重症度合いによって変わります。比較的軽度の歯周病であっても、基本治療を終えるまでに1ヵ月程度はかかります。歯周外科治療が必要となるような重症度の高い歯周病では、半年以上の期間を要することも珍しくはありません。

歯周病は病気なので基本的に保険適用での治療が可能です。治療法の中には自費診療でなければできない治療ありますので、まずはお気軽に当院歯科医師やスタッフまでご相談ください。

歯周病は自然に治ることはありません。歯周病も虫歯と同様に歯科医院での治療が必須です。
歯周病を放置していると歯茎や顎の骨の炎症が広がり、歯周組織が破壊されるため、早期に治療を受けることが大切です。

医学的観点からは歯周病に遺伝的要因は認められません。親から受け継ぐ遺伝子によって発症するのではなく、生活習慣に起因する可能性が高いです。ストレス、口呼吸、口腔衛生状態の不良、喫煙、糖尿病などが“誘因”となって発症することが多い病気です。

歯周病は加齢によってリスクが高くなる病気です。年齢を重ねると糖尿病や骨粗しょう症が増加、口内環境も悪くなりがちです。そうした点から、若年例層よりも高齢者の方がかかりやすい病気と言えます。高齢者でも口腔ケアをしっかりと行い、歯科医院での定期検診（定期メンテナンス）を受診している方は歯周病リスクを大幅に低減できることがわかっています。

主な原因は、糖分を多く含む食品や飲料の摂取と不十分な口内衛生による口腔内細菌の固まり（プラーク）の繁殖です。
虫歯や歯周病の最大の原因はプラークなのです。
このプラークは、グラム当たり1000～2000億もの細菌が存在します。
歯は新陳代謝しないので、毎日のブラッシングや歯間ブラシ等のケアを怠ると、食品と細菌がプラークと合体して増殖するのです。

むし歯治療では、歯をドリルで削ったり、作用の強い薬剤を使ったりするため、麻酔を使用した場合には麻酔が切れたあとはしばらく痛みなどの不快症状が生じることがあります。症状が2～3日経過しても改善されない場合には、電話で相談するようにしてください。

むし歯治療の精度や治療後のケアが不十分だとそのリスクが高まります。専門的には二次カリエス「二次う蝕」ともいわれ、一度治療した歯が再び虫歯になる状態を指します。むし歯のうち80%は二次カリエスです。 繰り返しの治療は、歯にダメージが残るので最小化する必要があります。
そのために出来ることは以下のとおりです。
①技術力の高い歯科医院を選ぶ
②劣化しにくい素材（ジルコニア等）を選ぶ
③フッ素を活用する
④定期検診を受ける

虫歯が進行して神経まで到達すると神経が原因菌に感染して激しい痛みをもたらします。
激痛が続くことが多く、ここまで進行すると歯の神経を抜かなければ改善しません。
痛みを取り除くには神経を取り除くしか現状では選択肢がありません。

虫歯になってしまった歯の治療は、基本的に下記3つです。

①削って詰め物をする
②神経を抜いて被せ物をする
③歯を抜く

①削って詰め物をする
最も軽い治療は削って詰め物をつめる治療です。
虫歯になった箇所を削って取り除き、その部分に詰め物をしていく治療方法です。

②神経を抜いて被せ物をする
削って詰め物だけでは完治しない場合、歯の神経を抜き、被せ物をする治療法になります。
歯を削るだけでなく神経を抜くことになるので、かなり重い状態です。
こうなる前に歯科医院に通う必要があります。

③歯を抜く
歯全体が悪く神経も虫歯で犯されているような場合、歯を抜くことになります。
1本の歯を抜くことで他の歯にも悪影響があるので抜かないにこしたことはありません。
そのための日々の定期検診が大切です。

むし歯の進行を防ぐために、下記4つのポイントを実行してみてください。

①正しい歯磨き
歯磨きは虫歯予防の基本です。

②フロスや歯間ブラシの使用
ブラッシングだけでは届かない歯間部分にも虫歯菌が多数存在しています。

③歯科検診の定期的な受診
定期的に歯科検診を受けることで、虫歯の早期発見と適切な治療につながります。

④生活習慣の改善
砂糖や酸性の食品・飲料の摂取等の食生活と喫煙習慣をやめることが大切です。

初期段階では自覚症状はほとんどありません。
進行すると冷たいものや熱いものを口に含んだ時にしみたり、痛みを感じるようになります。
また、軽い食べ物が歯に挟まったり、変色や小さな穴が見えることもあります。

①痛みや沁みる等の症状
②歯が白く濁って見える
③黒褐色に見える
④歯に穴があく

さらに進行して歯髄（歯の神経）まで達すると、刺激を与えなくても痛みを感じます。
そのまま放置すると膿がたまり、強い痛みを引き起こすようになります。

むし歯（虫歯）は、歯の硬い表面（エナメル質）が酸によって徐々に溶かされる状態です。これは、口腔内の細菌（むし歯菌）が食べ物から糖分を摂取し、その過程で酸を生成することによって起こります。むし歯菌はほとんどの人の口の中にいるのですが、口の中でこの細菌を増やさないことが大切です。むし歯が細菌感染だとわかる前は、虫がいると考えられていたために「むし歯」と言われていました。

むし治療の回数は、むし歯の進行度合いによって変わります。比較的軽度のむし歯であれば1～2回で治療が終わりますが、根管治療が必要な重度のむし歯だと4～5回、ケースによっては7～8回の通院が必要です。症状が重篤になればなるほど、来院回数、治療時間、治療費用が増加します。早期発見・早期治療、予防により未然に防ぐことが大切です。

むし歯は自然に治ることはありません。むし歯を放置していると徐々に進行していくため、気付いた時には手遅れになってしまいます。痛みが出ないうちにできるだけ早く歯科医院を受診してください。

患者さんのリスクや歯の汚れ具合などによってさまざまなケースがあります。かかる時間によっても異なりますので詳しくは歯科医院スタッフにお気軽にご相談ください。

PMTC専用に開発された特殊なブラシやゴムのカップなどを使うので痛くありません。PMTCの特長は、爽快感と快適さにあります。

口腔内の症状（ケース）にもよりますが、通常1回（汚れが多い場合、２～３回くらい）です。1回のチェアータイムは約30分から1時間を予定してください。

年齢によって早すぎたり遅すぎるということはありません。PMTCはいつ始めても一定の予防効果が期待できます。
大切なことは定期的に歯科医院を受診することです。

口腔内の細菌（プラーク）に含まれる雑菌を落とすことにより、むし歯・歯周病等の口腔内の病気に対する予防効果があります。また、歯肉の腫れや痛みを抑え、苦痛緩和、歯の延命効果も期待できます。

歯科医師が行う場合もありますが、通常は口腔を清潔に保つプロフェッショナルである歯科衛生士が担当します。

その方のリスク（歯や歯肉の強弱、細菌の強さ、唾液の量、着色の程度、生活習慣など）によってさまざまですが、一般的には３か月に1度の割合で行うと口腔内をベストな状態に維持することが可能です。

歯の表面の着色は落とすことができますが、ご自身の本来の歯の色以上に白くすることはできせん。ご自身の歯の色以上に白くするためには、ホワイトニングが必要になります。

PMTCはあくまで治療でなはく予防を目的としたケアなので、それだけでは虫歯や歯周病等の病気は治りません。
しかし、プロのクリーニングによってお口の中の殺菌レベルが低くなれば、それだけ治療成績も良くなることが研究で明らかにされています。

これは、「Professional Mechanical Tooth Cleaninng」の略で歯科医師や歯科衛生士などの専門家が専用の器具やフッ化物入りペースト等を用いて、すべての歯面とその周辺のプラーク（歯垢）を除去（クリーニング）する方法です。

クリーニングは歯の表面の汚れを取り除く処置、ホワイトニングは歯の内部に沈着した汚れを化学的に分解・除去する処置です。

受けられます。ホワイトニングは歯にダメージが及ぶ処置ではないため、繰り返し施術しても問題はありません。

できません。ホワイトニングで白くできるのは、神経が生きている天然歯のみです。

オフィスホワイトニングは3～6ヵ月程度、ホームホワイトニングは6～12ヵ月程度、続くのが一般的です。

歯がキーンとしみることはありますが、一時的な症状にとどまります。人によっては不快症状が一切生じないことも珍しくありません。

ホワイトニングについては　審美性の追求のため保険適用外です。詳しくは、お問い合わせ下さい。

痛みはありませんが、ホワイトニングの薬剤がしみることがあります。ホワイトニングをする前には必ず「歯科医師」の診断を受けましょう。しみる程度には個人差がありますが、痛み止めを処方したり、ホワイトニングを一時中断することもあります。場合によっては、セラミックスやラミネートベニアをお勧めします。

下記に該当する方は、ホワイトニングが出来ません。

• 被せ物、銀歯、プラスチックの歯、大きな詰め物で治療をした歯などには効果がありません。また、エナメル質の破損や障害、知覚過敏のある方にはお勧めできません。そのような方には、セラミックスやラミネートベニアをお勧めいたします。
• 妊娠中や授乳中の女性
• ホワイトニング剤にアレルギーを有する場合
• 無カタラーゼ症
• 歯の形が不完全な形成不全
• ダークグレイ、ダークパープルの変色
• 金属材料の影響による変色歯
• 重症のテトラサイクリン変色歯
• 極端な要望

ホワイトニング前後はタバコや、コーヒー、ワイン、カレー、ケチャップ料理、ソースなど色が濃く色素が付きやすい食材は避けてください。

時間の経過や、日々の生活により徐々に色戻りが出ます。また、効果の持続には個人差も。
タバコ、コーヒー、お茶、色の濃い食事をとると元に戻る原因になることもあります。

ホワイトニングの前に治療を受けてください。ホワイトニングを行う前には歯周病やむし歯の治療を終わらせておく必要があります。効果が出ないことや知覚過敏の原因になることがあります。

時間の経過や、日々の生活により徐々に色戻りが出ます。また、効果の持続には個人差も。タバコ、コーヒー、お茶、色の濃い食事をとると元に戻る原因になることもあります。

一度白くした歯を元に戻すことはできません。経年変化で多少の後戻りが生じる程度です。一度白くした歯を元には戻せないのでセラミック治療などを予定している人はご注意ください。

歯のエナメル質等の個人差により、白くなる度合いは、異なりますが、かなりの確率で白くなっていきます。ただし、芸能人のような極端な歯の白さについては、自身の歯ではなくセラミックの場合もあるので注意が必要です。

入れ歯を入れた当初は、装置による違和感や異物感が強く現れますが、しばらく経っても痛いと感じる場合は、何らかの異常が考えられます。主治医に相談して調整を加えてもらいましょう。

適合の良い入れ歯を作り、調整を重ねることで食事もしやすくなります。とくにプレートの部分に金属を使った金属床義歯は、食べ物の熱まで楽しむことができます。

入れ歯が合わない場合は、歯科医院で調整を受けましょう。合わない状態で使い続けることは良くありません。また、入れ歯をまったく使わなくなることもお口の健康に良くありませんので、不快症状がある場合はまず歯医者さんに相談しましょう。

眠る時は入れ歯を外してください。歯科医師から特別な指示がない限り、就寝前にはお口から取り外し、入れ歯洗浄剤を溶かした液体などに保管しましょう。入れ歯をつけたまま眠ると、口腔内が不潔になったり、顎が疲れたりします。

ブリッジとインプラントという治療法があります。どちらも固定式の装置です。ブリッジは、欠損部の両隣の歯を削って被せ物を装着する治療法です。インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋入して、セラミック歯などを装着します。

保険診療の入れ歯は、3～4年程度が寿命と考えられています。入れ歯のケアを徹底し、口腔内の環境も正常に維持できている場合は、より長い期間、入れ歯を使い続けられるでしょう。

入れ歯を再製作することは可能ですが、改めて費用がかかる点にご注意ください。ハーツデンタルクリニックでは、自費診療の入れ歯で3年間の保証を付けています。3ヵ月ごとの定期検診を受けているなど、前提条件を満たしている場合は、無償で再製作いたします。

歯科医師に相談しましょう。入れ歯の不適合や不快症状は、調整することで改善できます。

基本的には外します。入れ歯を入れていないと顎の位置が安定しない、歯に大きな負担がかかる、といったケースでは、例外的に睡眠中も装着します。その点は歯科医師の指示に従ってください。

PEEK冠が向いているのは奥歯の治療です。前歯に関しては、以前から保険診療内で入れられる白い歯があります。見た目もPEEK冠より優れています。

保険診療に対応している歯科医院なら、どこでも1～3割負担でPEEK冠による被せ物治療を受けられます。

これからも保険診療では、銀歯が第一選択となるケースはあり得ます。例えば、7番や8番の被せ物治療で、歯ぎしり・食いしばりといった口腔習癖があったり、噛む力が極端に強かったりする人の場合は、高い強度が保証される銀歯が適しています。

セラミッククラウンと比較すると、審美性や機能性、耐久性に劣るというデメリットを伴います。費用面においては、当然ですが保険適用されるPEEK冠が優ります。

白い人工歯である点は共通していますが、セラミックではありません。ポリエーテルエーテルケトン（PEEK）というプラスチックで作られています。そのためPEEK冠とセラミッククラウンでは、見た目や耐久性などに違いが見られます。

7番と8番を治療する場合は、原則としてPEEK冠しか選べません。6番の治療の場合は、患者さんの噛む力や残った歯の状態などを考慮しながら、適切な方を選択することになります。

基本的には噛めます。極端に硬い食べ物を無理してPEEK冠の部分で噛もうとすると、破折する場合がありますので、その点はご注意ください。

PEEK冠は、6・7・8番目の歯の被せ物治療において、無条件に保険が適用されます。従来のCAD/CAM冠のような複雑なルールはありませんのでご安心ください。

なりません。PEEK冠はプラスチック材料なので、金属イオンが溶け出すことがないからです。ただし、被せ物の土台となる部分に金属材料が使われている場合は、金属アレルギーおよびメタルタトゥーのリスクが生じます。

子供の口内炎は、ストレス、栄養不足（特にビタミンB群や鉄、亜鉛の不足）、アレルギー反応、口内の傷など、さまざまな原因で発生することがあります。また、特定のウイルスや細菌による感染が原因で起こることもあります。口内炎が頻繁に発生する場合は、食生活の見直しやストレス管理を含めた生活習慣の改善を試みるとともに、根本的な原因を特定するために歯科医師や小児科医に相談することをお勧めします。

子供の夜間の歯の食いしばりや歯ぎしり（ブラキシズム）は、ストレスや成長過程での一時的な現象であることが多いです。しかし、継続する場合は歯や顎に悪影響を及ぼす可能性があるため、歯科医師に相談することをお勧めします。

子供の虫歯予防には、日々の適切な歯磨きが最も重要です。また、健康的な食生活を心がけ、特に甘い飲食物の摂取を控えることが重要です。定期的な歯科検診を受け、必要に応じてフッ化物塗布やシーラント処理を行うことも、虫歯予防に有効です。

子供が歯磨きを楽しむためには、歯磨き時間をゲームや物語の時間とすることが効果的です。お気に入りのキャラクターが描かれた歯ブラシや歯磨き粉を使う、歯磨き中に歌を歌う、歯磨きを終えた後に小さな報酬を与えるなど、ポジティブな経験と関連付けることが重要です。

子供が歯医者さんを怖がらないようにするためには、初めての訪問を楽しい体験にすることが重要です。小さな子供を連れての訪問では、治療ではなく診察室の見学や、歯科医師との友好的な会話から始めることをお勧めします。また、定期的に歯科医院を訪れることで、歯医者さんへの不安を徐々に減らしていくことができます。

もちろん、大歓迎です。 別の歯科医院で治療方針を聞いた後、当院の意見を聞いて比較検討することは、インプラント治療を成功させるための近道だと私たちは考えています。これを「セカンドオピニオン」と言います。
当院はインプラント治療に特化した医院ではなく、お口全体を診る総合歯科クリニックです。 そのため、インプラントという選択肢だけでなく、患者様の状態に合わせた最適な治療法を複数提案することができます。
じっくりと検討していただき、ご自身が納得できる医院と治療法を選んでいただければ幸いです。まずは、お気軽にご相談ください。

インプラントの種類は、自由に選べるわけではなく、診査・診断結果に基づいた医学的判断が優先されます。骨量、骨密度、歯茎の厚み、咬合状態、審美的要求などを総合的に評価し、患者様とご相談のうえで最適な種類が決定されます。ご希望がある場合は、遠慮なく医師にご相談いただくことをおすすめします。

奥歯（臼歯部）は咬合力が強くかかるため、高強度なチタン製のスクリュータイプインプラントが推奨されます。さらに、上部構造もジルコニアなどの耐久性に優れた素材を選ぶことで、長期的な咀嚼機能の維持につながります。骨の高さや幅が不足している場合には、サイナスリフトやGBR（骨造成）などの前処置が必要となることもあります。

ツーピースタイプは構造上、フィクスチャーとアバットメントの間にマイクロギャップ（微細なすき間）が生じるため、そこに細菌が侵入する可能性が指摘されています。しかし、適切なトルクで連結し、定期的にプロフェッショナルケアを行うことで、インプラント周囲炎などのリスクを最小限に抑えることが可能です。また、現在ではマイクロギャップを抑える精密加工技術も進歩しています。

あります。審美性や耐久性、摩耗抵抗性の観点から、上部構造の素材選びは非常に重要です。オールセラミックは透明感に優れ、前歯部で自然な見た目を再現可能です。ジルコニアは強度と耐摩耗性に優れ、奥歯など咬合力の強い部位に適しています。メタルボンドは強度があるものの、金属フレームの影響で歯茎が変色して見えるリスクがあります。

スクリュータイプのインプラントは、骨との初期固定力に優れ、機械的安定性が得やすいことから、骨結合（オッセオインテグレーション）の促進に有利です。近年の研究でも、高い成功率が報告されています。一方、シリンダータイプは骨への挿入が比較的容易で、骨質が硬いケースや、挿入トルクを抑えたい場合に適応されます。選択は骨密度や埋入部位に応じた判断が必要です。

チタンは生体適合性が非常に高く、アレルギーを起こしにくい金属として広く認識されていますが、稀にアレルギー反応を示す患者様もいます。そのため、心配な方には金属を使用しないジルコニア製インプラントの選択肢があります。治療前に金属アレルギーの既往がある場合は、皮膚科でパッチテストを受けることをおすすめします。

審美性を重視する部位（特に前歯部）では、ジルコニア製インプラントや、上部構造としてのオールセラミッククラウン・ジルコニアクラウンが推奨されます。ジルコニアは白色のため、歯茎の薄い方でも金属色が透ける心配がなく、自然な透明感のある仕上がりが得られます。また、金属を一切使用しない構造は、金属アレルギーリスクの軽減にも寄与します。

現在、臨床現場で最も多く使用されているのはツーピースタイプのインプラントです。人工歯根（フィクスチャー）と支台部（アバットメント）を分離して構成することで、補綴処置において角度や高さの微調整が可能となり、個々の噛み合わせや歯列に合わせた設計が行えます。ワンピースタイプは部品の一体性により細菌感染リスクがやや低減する利点がありますが、位置や角度の調整が難しいため、主に骨の形態が理想的な症例に限られます。

外科処置の場合には、局所麻酔により痛みを防ぎ、その後鎮痛剤で痛みはやわらぎます。インプラント手術にかかわらず治療への恐怖感が強い方には、静脈内鎮静法（じょうみゃくないちんせいほう）という処置で痛みや恐怖感を軽減することが可能です。ジアゼパムやプロポフォールといった鎮静剤を投与します。手術が始まる前には半分眠ったような状態となるため、外科処置への恐怖心もなくなります。手術中の記憶も健忘作用によって忘れることが可能です。帰宅時は元通りに回復しますので、安心して外科治療を受診することが可能です。

インプラント治療の費用相場は、1本あたり300,000～500,000円程度です。採用しているインプラントメーカーや治療部位、上部構造によって異なりますが、全国的な費用相場はこの程度です。
インプラント治療は原則的に保険適用されないので1本あたりは高額ですが、経験豊富な歯科医師が治療することで長期継続的に噛める状態を再現可能です。

当院の基本費用は一覧にてご確認ください。また、治療の範囲などによって費用は異なりますので、詳しくは担当医にご相談ください。

インプラント手術後は、全身の血行が良くなる行為は控えるようお願いします。具体的には、飲酒、激しい運動、入浴は控えて傷口が開かないようにします。また、患部を舌や指で触ったり、辛い食べ物や熱い食べ物で刺激したりするのも良くありません。歯磨きもインプラントを埋め込んだ部位以外に行うようにしましょう。喫煙は人工歯根と顎骨との結合を妨げることから、手術直後はもちろん傷口が落ち着いた後も控えるようにしてください。

インプラントは人工歯根があることで、ご自身の歯のような見た目、噛み心地を再現できます。噛んだ時の力を人工歯根と顎で受け止められるので、顎骨が痩せていく退化現象も最小限です。これからの人生、ご自身の歯のように噛み、話し、笑うことができるようになります。

インプラント治療の実績豊富な歯科医院を選びましょう。インプラントは歯科治療の中でも専門性の高い分野であるため、過去の実績・経験が治療の質を大きく左右します。また、インプラント手術の安全性や確実性を確保するためには、相応の医療機器が必須となることから、歯科医院の設備の充実度にも着目する必要があります。衛生管理が徹底された診療室・手術室が完備されていることも必要条件といえるでしょう。

インプラントに厳密な年齢制限は設けられていませんが、成人してから適応するのが一般的です。成長期の子どもにインプラント治療を施すことは、これから生えてくる永久歯や顎の骨の発育を妨げることになりかねないからです。ただし、特別な理由がある場合は、成長期の子どもであってもインプラント治療を実施する場合があります。

インプラントには、次に挙げるようなメリットとデメリットを伴います。
箇条書きにしましたので下記ご確認ください。

【インプラントのメリット】
・硬い食べ物もしっかり噛める
・ご自身の歯と同じようにケアできる
・周りの歯に負担がかからない
・残った歯を削る必要がない
・インプラント治療後の寿命が長い
・見た目が自然で美しい
・顎の骨が痩せる現象が起こりにくい

【インプラントのデメリット】
・自費診療になるので高額になる
・外科手術が必要
・治療期間が長い（数か月間）
・定期的なメンテナンスが必須
・骨の量や既往症によって適応できないことがある

歯周病の症状が安定していて、顎の骨の状態も良好であればインプラント治療を行えます。しかし、歯周病になるのはその要因があるからなので、その要因を取り除く必要があります。口腔内の清掃習慣や喫煙習慣等も改善が求められます。

脳梗塞や心筋梗塞などの既往歴があると、血液が固まりにくくなる薬剤を飲んでいる場合が多いため、インプラントが適応外となることもあります。糖尿病や高血圧症、骨粗しょう症は、完治しているのであれば、インプラント治療は可能です。

インプラント治療は9割の確率で10年以上、7割の確率で20年以上持つという統計データがあります。
実際に何年持つかは個々のケースによって変わりますが、従来の治療法よりも耐用年数が長くなる傾向にあるといえます。

インプラント治療の精度だけでなく、インプラント治療後のケア習慣、歯周病対策、喫煙習慣等によっても良い状態の継続期間は異なりますので、そ点に注意が必要です。

治療中は麻酔を使用するため、痛みを感じる方はほとんどいらっしゃいません。万が一、痛みを感じても麻酔を追加して対応しますのでご安心ください。
術後の痛みに関しても、ほとんどの患者様が想像していたよりも楽だったとおっしゃいます。痛み止めでコントロールできるため、日常生活への影響も少ないでしょう。腫れについては個人差がありますが、通常は数日〜1週間で治まります。

まれに骨と結合しないケースもありますが、再治療は可能です。主な原因は「感染」「未熟な手技」「個人差」の3つが挙げられます。

当院では、衛生管理を徹底し、経験豊富な医師が治療にあたります。さらに自費治療について独自の保証制度も設けておりますので、万が一の際もご安心いただけます。

一般的には、少なくとも半年に1回の定期メンテナンスが推奨されますが、インプラントを複数埋入されている方や歯周病リスクが高い方は、3ヵ月ごとのメンテナンスが望ましい場合もあります。プロによるクリーニングで歯石やバイオフィルムを除去し、噛み合わせの微調整を行うことで、インプラント周囲炎を予防し、長期的な安定性を保つことができます。

もしインプラント周囲の骨が大きく吸収されてしまうと、インプラント体を支えきれなくなり、除去が必要になることがあります。その際、状態によっては抜去後に骨を増やす骨造成手術（GBR法など）を行い、再度インプラントを埋入できる場合もあります。ただし、骨吸収が進行する前に問題を発見し、早期に治療を行えば、抜去を回避できるケースも多いです。そのためにも、定期検診での経過観察がとても重要です。

喫煙は血流を低下させ、歯茎の免疫力を弱めるため、インプラント周囲炎を悪化させる大きなリスク要因です。また、糖尿病や睡眠不足、ストレスなども歯茎の炎症を誘発しやすく、寿命を縮める可能性があります。さらに、食いしばりや歯ぎしりなどの噛み合わせ異常も、インプラントに過度な力を与え、骨の吸収を進める原因になります。禁煙や生活習慣の見直し、就寝中のマウスピースの活用など、予防策を取り入れることが大切です。

インプラントに使用されるチタン素材自体は高い生体親和性と耐腐食性を備え、理論的には非常に長い耐用年数を誇ります。しかし、口腔内は細菌や噛む力の影響を常に受ける環境です。歯茎の健康状態が悪化したり、噛み合わせが乱れたまま放置されたりすると、せっかくの耐用年数も短くなってしまいます。インプラントを「一生物」として維持するには、患者様ご自身のセルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアが不可欠です。

インプラントの脱落で最も多い原因は「インプラント周囲炎」です。これは、インプラント周囲にプラークが溜まることで歯茎が炎症を起こし、やがて周囲の骨が溶けてしまう病気です。天然歯と異なり、インプラントには歯根膜という防御機構がないため、一度炎症が進むと短期間で骨吸収が進行しやすい点が特徴です。日頃のブラッシング不足や不適切な噛み合わせが原因で過剰な力がかかることも、周囲炎を悪化させる要因になります。

一般的に、インプラントの平均的な耐用年数は10年～15年程度とされています。しかし、これは治療後のセルフケアや歯科医院での定期メンテナンスをどの程度徹底できるかによって大きく変わります。適切なプラークコントロールとプロによる噛み合わせの調整を継続することで、20年以上安定して機能している例も珍しくありません。インプラントは人工物で虫歯にはなりませんが、歯茎の炎症（インプラント周囲炎）が寿命を左右する大きなポイントです。

徹底的な毎日のブラッシングとフロッシングが大切です。担当医、歯科衛生士がその方法を具体的に説明いたします。とくに一次オペ直後は、傷口が大きく、細菌感染のリスクも高まるため、衛生管理を徹底するよう努めてください。

手術翌日には、ほとんどの方が出勤可能です。ただし、全身を激しく動かすお仕事の場合には、歯科医師への相談が必要です。

喫煙しないことを強くお勧めします。喫煙は治癒過程に悪影響を及ぼします。長期予後を悪化させる可能性があるので、治療前だけでなく、治療後も禁煙に努めてください。

新たに骨移植を行う場合を除いて、一時的な歯を使用しますので、そのままにはなりません。

手術によってできた傷跡から細菌に感染して、口腔内や全身の病気を発症することもあります。歯茎だけに炎症が集中することもあれば、細菌が血管を通って全身に回ることもあるのです。もちろん、こういったリスクは適切な手術を行えば回避できるものばかりです。

ハーツデンタルクリニックでは、歯科治療中のトラブルにも適切に対応できるよう、日々、研修や訓練を積み重ねておりますので、ご安心ください。そうしたトラブルへの対応が難しいと判断したケースは、設備やスタッフが整備された医療施設での治療を提案させていただきます。

基本的には連携できますが、中には例外もあるため、事前に通われている診療科や病院について、情報提供していただけると診療が進めやすくなります。

ハーツデンタルクリニックでは、口腔がんの診察を行うことができますが、具体的な治療は大学病院などの口腔外科で受けていただくことになります。口腔がんの疑いがある患者様には、紹介状を書かせていただきますので、病院と連携しながら治療を進めていきましょう。

基本的には必要ありません。ひと言で糖尿病と言っても、重症度は患者様によって大きく異なりますし、歯科治療の内容によっては、大きな支障とならないことも珍しくありません。ただし、糖尿病の重症度が高く、血糖値もコントロールできていないケースでは、医科歯科連携が重要となるため、まずはお電話でお問い合わせください。

歯垢や舌苔が原因で口臭が発生しているケースでは、歯ブラシと舌ブラシを適切に使うことで、息が臭いという症状の改善が見込めます。それ以外の原因で口臭が発生している場合は、具体的な治療や歯科医院での処置が必要となります。

歯並びが悪いと磨き残しが多くなるため、口臭とは間接的に関係しているといえます。実際、歯列矯正で歯並びをきれいにすると、清掃性が高まり、口臭も発生しにくくなります。

マウスウォッシュは、洗口液の一種であり、口臭の原因を根本から取り除く効果は期待できません。お口の中に残った食べカスを洗い流したり、細菌の繁殖を少し抑えたりすることはできますが、それ以上の効果はありません。

睡眠中は、唾液の分泌がほぼ停止します。つまり、お口の中が乾くため、細菌の活動が活発化して口臭も強くなるのです。これは健康な人にも生じ得る生理的な口臭ではありますが、歯周病などを患っていると、さらに強い臭いが生じるため、歯科医院で適切な治療を受ける必要があります。

歯のしみは、虫歯や歯周病、知覚過敏など原因がさまざまです。放置すると状態が悪化する可能性がありますので、できるだけ早めに歯科医院を受診して原因を特定し、必要な処置を受けましょう。

つわりがあるときは無理に奥歯まで磨こうとせず、ヘッドが小さい歯ブラシを使ったり、マウスウォッシュを活用したりするなど、体調に合わせて工夫するとよいでしょう。歯科医院でつわり中のケア方法を相談してみてください。

歯科で一般的に使用する局所麻酔薬（リドカインなど）は胎児への影響が少ないと考えられています。体調や既往症によっては使用する薬剤や量を調整しますので、妊娠中であることを歯科医師に必ずお伝えください。

歯科用レントゲンの被ばく量はごく微量であり、さらに妊婦用の防護エプロンを使用すれば胎児への影響は極めて少ないとされています。必要な場合は、安定期を中心に撮影することが多いですが、緊急時には妊娠初期や後期でも撮影を行いますので、ご安心ください。

以前のレジン治療や銀歯から、ダイレクトボンディングに変更することも可能です。

硬いものを噛む習慣を避け、定期的なクリーニングを行うことが重要です。

症例により異なりますが、1本あたり数万円程度が目安です（自費診療）。

治療直後は硬いものや色の濃い飲食物を控えるのが望ましいです。

症例にもよりますが、1本につき30分～1時間ほどで処置が完了します。

軽度の虫歯には使用可能です。ただし、進行した虫歯には他の治療法が必要になります。

多くの場合、麻酔は不要で痛みもほとんどありません。

基本的には前歯に適していますが、小臼歯など目立つ部分には適応できる場合があります。

精密に治療を行うことで、余分な組織を傷つけずに処置ができるため、むしろ術後の痛みが軽減されることがあります。

はい。ごく初期の病変や噛み合わせの異常など、肉眼では見逃されがちな異常を発見できます。

見た目の美しさだけでなく、補綴物の精密な適合性を高めるために非常に有効です。

処置の正確性が高まり、再発や再治療のリスクが軽減され、結果として歯の寿命が延びる可能性があります。

拡大鏡は日常的な診療に、マイクロスコープは高精度が必要な専門処置に適しています。使い分けることで診療の質が向上します。

一部の処置では保険内で使用されることもありますが、多くの場合は自由診療での対応となります。詳しくは歯科医院にご相談ください。

すべての治療に必要というわけではありませんが、根管治療や審美治療、歯周病治療など精度が求められる場面では非常に有効です。

状況によりますが、セカンドオピニオンとして歯科医院での診断を受ける価値は十分にあります。

定期的な歯科受診と適切なブラッシング、歯間清掃などのプラークコントロールが不可欠です。

局所麻酔を使用するため、手術中の痛みはほとんどありません。術後は腫れや軽度の痛みが出ることがありますが、通常は鎮痛剤で対応可能です。

条件が整っていれば、数年以上機能することもあります。ただし、術後のメンテナンスや生活習慣により大きく左右されます。

自分の歯を残せる可能性がある場合は、意図的再植が第一選択となることもあります。インプラントは歯を失った場合の代替治療として有効です。

すべての歯に適応できるわけではありません。特に根の形が複雑な歯や重度に破折している歯、顎骨の状態が悪い症例には適応が難しいです。

基本的には永久歯が生えそろった後の成人を対象とした治療ですが、条件が合えば思春期以降の患者様にも適用可能です。ただし、小児の乳歯や生えたばかりの永久歯では、象牙質や歯髄が大きく発達段階にあるため、慎重な適応判断が必要です。お子様への処置をご希望の方は、まずは診査・診断を受けることをおすすめします。

通常の虫歯治療よりも工程が増えるため、1回あたりの診療時間は長めになります。症例によって異なりますが、1時間〜1時間半程度を目安としてご案内しております。封鎖処理を丁寧に行うことで治療の精度が上がり、長期的なトラブルを回避しやすくなる点が、IDSの大きな特徴です。

IDSは「象牙質の封鎖」を目的とする技術であり、補綴物装着前の接着環境を整える工程です。一方、ダイレクトボンディングは「欠損部位を直接修復」する治療法で、虫歯除去後にそのままレジンで補う手法です。両者は用途が異なりますが、臨床においては併用されることも多く、患者様の症例に応じて適切に使い分けられます。

IDSは安全性の高い治療法ですが、すべての医療行為と同様にリスクがゼロではありません。主な注意点としては、接着操作が不完全な場合に補綴物の脱離や辺縁漏洩が起こる可能性があること、また封鎖した象牙質にマイクロリーケージ（微細な隙間）が生じることで二次的な炎症反応を引き起こすことがあります。これらを防ぐには、マイクロスコープやラバーダム防湿下での精密な手技が重要です。

IDSは、現時点では保険診療の枠組みには含まれておらず、自費診療扱いになることが一般的です。使用する接着材料や処置の内容も保険制度で定められた範囲を超えるため、自由診療として扱われます。ただし、症状や治療計画によっては保険診療と併用できるケースもあるため、詳しくは担当の歯科医師にご相談ください。

IDSを行うことで、補綴物と象牙質の接着界面からの細菌侵入を防ぎやすくなるため、再発性う蝕（二次虫歯）のリスクは大きく減少します。ただし、口腔内環境の変化やブラッシングの不良、咬合の問題などによって再治療が必要になる場合もあります。IDSは「再治療を完全に不要にする」治療ではなく、「再治療の頻度を大幅に下げる」治療とお考えください。

IDSは、精密な接着操作やマイクロスコープの使用などが求められる高度な治療法です。そのため、すべての歯科医院で提供されているわけではなく、主に精密歯科治療や審美歯科に力を入れている専門的なクリニックで行われています。また、材料や手技の習熟度も重要なため、導入には一定の設備投資と知識が必要です。事前に取り扱いの有無を確認されることをおすすめします。

IDS（即時象牙質封鎖法）は、特に歯髄（神経）に近い「深在性う蝕」に対して非常に有効です。虫歯を除去した後に象牙質が大きく露出するようなケースでは、象牙細管を通じた外部刺激が神経に達しやすく、知覚過敏や歯髄炎のリスクが高まります。IDSでは、露出した象牙質面を即時に封鎖することで、これらのリスクを低減し、歯の保存性を高めることができます。歯をなるべく残したいとお考えの患者様に適した選択肢です。